インプラント

インプラントとブリッジ・入れ歯の違いは?

不幸にして歯を失ってしまった部分に歯を入れる方法は

不幸にして歯を失ってしまった部分に歯を入れる方法としては、
1.インプラント
2.ブリッジ
3.入れ歯
の治療法があります。
 ブリッジと入れ歯にはそれぞれ特徴があります。なくした歯を回復する場合、インプラントを含めて、自分にあった治療法がどれであるかを選択する必要があります。

ブリッジのメリット・デメリットは

 ブリッジは、両隣の歯を支えとして、文字通り橋ををかけて、失くした歯を回復する治療法です。
 ブリッジは、取り外しの必要がなく、自分の歯に近い装着感を得ることができます。また、日本では、材質等に制限がありますが、健康保険での治療も可能です。健康保険外の治療では、材質・治療内容についての選択肢も広がり、セラミック等の審美的な治療も可能となっています。
 ブリッジの治療は、基本的に歯を削って「型」をとって製作するという内容ですので、インプラントのような外科的な内容を伴わないことは、インプラントと比べブリッジのメリットといえます。
 しかし、ブリッジは、長時間機能させるためには、支えとなる歯を削る必要があります。これは、大きなデメリットで、たとえ虫歯でないような健康な歯であっても、支えにするために削る必要があります。1度削って治療をしてしまった歯は、手付かずの健康な歯に比べて、虫歯になるリスクが大きくなります。
 また、ブリッジは複雑な形態をしているため、清掃が難しく、専用の清掃器具を使用する必要があります。本来の本数よりも少ない本数を支えとするため、支えとなった歯の負担が大きくなり、歯周病が進行するリスクや、支えの歯が折れてしまうリスクも高まります。
 さらに、片持梁(カンチレバー)になってしまう場合や、支えの歯の間隔が広すぎる場合などブリッジができなかったり、適さなかったりするケースもあります。

入れ歯のメリット・デメリットは

 もう1つの方法として入れ歯があります。取り外し式の義歯のことを一般的には入れ歯と呼んでいます。
 入れ歯は、外科的な処置をすることなく、また支えとなる歯を大きく削る必要もないので、インプラントやブリッジと比べて、最も体に対する侵襲が少ない方法といえます。
 1本だけ歯がない状態から、1本も歯がない状態のいわゆる総入れ歯まで、どのような歯の失くなり方にも対応して製作できます。
 健康保険で製作することもできますし、健康保険外の治療で、金属を多く使ったり、磁石などの特殊な装置を使用したりして、装着感を向上して、よく咬めるような工夫もされています。
 しかし、入れ歯は取り外して清掃する必要があり、周囲の歯につかまるためのバネのような装置や、歯肉の上の乗る部分が余計にありますので、患者さんによっては、面倒に感じたり窮屈であったり、なかなか慣れることのできない方もおられます。また、咬む能力もインプラントなどの固定式の他の方法に比べると、著しく劣ります。
 部分入れ歯の支えとなった歯は、長期的には過度の負担により歯周病が進行したり、歯が折れてしまうリスクも高まります。
 入れ歯の支えとなる歯は、汚れがつきやすいため、虫歯になるリスクも高まります。

まとめ

 いかがでしたか?インプラントとブリッジ・入れ歯の違いについてご理解いただけたでしょうか?
 ブリッジは、両隣の歯を支えとして、文字通り橋をかけて、失くした歯を回復する治療法です。
 ブリッジは、長期間機能させるためには、支えとなる歯を削る必要があります。
 入れ歯は取り外して清掃する必要があり、周囲の歯につかまるためのバネのような装置や、歯肉の上に乗っかる部分が余計にありますので、患者さんによっては、面倒なうえに窮屈でなかなか慣れることのできない方もおられます。
 インプラント治療は専門性が非常に高いので、十分な経験があり、本当にきちんと出来る歯科医師は限られています。当院の院長は、開業して30年以上経った今でも定期的にセミナーなどに参加して研鑽を積んでおり、インプラント治療について豊富な経験と実績がございます。
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