インプラント

インプラント治療の痛みはどれくらい?痛みや腫れの抑え方は?

山口県宇部市にある「歯科・矯正歯科アールクリニック」です。
手術を必要とするインプラント治療は、痛みや腫れがひどいのではないかと不安に感じている方が多いのではないでしょうか?インプラントの埋め込みや骨移植の手術は、歯茎を切開してあごの骨を削るため、手術直後に痛みや腫れ、出血、麻痺が起こる可能性があります。
今回は、比較的現れやすい傾向にある「痛み」と「腫れ」についてお話いたします。

インプラントの手術中は痛い?

基本的に局所麻酔(痛み止め注射)を使用して行われるので、手術中に痛みを感じることはほとんどありません。痛み止め注射を打つときと抜糸時の痛みは多少ありますが、表面麻酔を使用することで最小限の痛みに抑えられます。

手術後の痛みと腫れについて

手術後の痛みの強さは一般的には抜歯と同じくらいといわれていますが、個人差が大きく、インプラントの埋入本数が多い場合や骨移植が広範囲の場合は痛みや腫れが起こりやすいです。鎮痛剤や抗生物質が処方されるため、大抵1~2週間ほど経過すれば痛みや腫れは治ります。歯茎を縫ったことによる違和感を痛みと感じる方もいらっしゃいますが、抜糸を行えば改善はします。抜糸は手術後7~10日程度で行います。抜糸中は違和感程度の方もいればチクッとした痛みを感じる方もいます。

手術後の痛みや腫れを抑えるには?

歯茎を切開しているため、手術後の痛みや腫れは程度に差はありますが起こります。痛みや腫れをできるだけ抑えるために以下のことに注意しましょう。

①麻酔薬が切れるまで食事はしないこと

火傷や誤飲をしたり、舌や粘膜を噛んでしまうことがあります。

②処方薬の使用について

処方された薬は指定されたとおりに飲みましょう。特に抗生剤は必ず飲み切ってください。

③お口の中を清潔に保つこと

しばらく手術部位の歯磨きはできませんが、他の部位の歯磨きはしっかり行いましょう。

④手術部位に刺激を与えないこと

スープ、お粥、麺類、ゼリーなどの柔らかいものを食べるようにして、インプラントが埋入された反対側で噛むようにしましょう。熱いものや辛いもの、刺激のあるものは口にしないようにしてください。また、傷の治りが遅れるため、違和感を感じても舌で触らないように注意しましょう。

⑤血行が良くなることは控える

飲酒は1週間程度控えましょう。お風呂は1~2日は湯舟にはつからないで、ぬるめのシャワーを使用しましょう。軽い運動であれば2~3日程度、激しい運動であれば1週間程度は運動を控えましょう。

痛みや腫れの原因は何?

歯や神経、上顎洞粘膜など様々な組織と隣接しているところにインプラントを埋め入むため、インプラント治療部分が周辺の痛みを引き起こす原因になることが稀にあります。

①手術直後に出た痛みの場合

・腫れによる隣接している組織の圧迫
・隣接している組織の破損
・穴を開けるときに発生する熱によるあごの骨の火傷

②治療完了後に出た痛みの場合

・インプラント粘膜炎、周囲炎
・インプラントのパーツの不具合
・周囲の歯の炎症の波及
・過剰な嚙み合わせの力

こんなときは歯科医師に連絡を!

・鎮痛剤が効かないほど激しい痛みがある
・1週間以上経っても症状が治まらない、もしくは症状が酷くなる
・薬を飲んでから体調が悪くなった
・上顎の奥歯の手術後に鼻血や膿が出る
・下顎の奥歯の手術後に下顎のしびれや感覚の麻痺がある
※症状のほかにも時期やきっかけ、受診するまでに服用した薬と使用回数なども伝えられるようにしておきましょう。

まとめ

治療の手法によっても痛みや腫れの度合いが異なるため、詳しくは歯科医師とのカウンセリングで確認し、不安や疑問を解消してから治療に臨むようにしましょう。
インプラント治療は専門性が非常に高いので、十分な経験があり、本当にきちんと出来る歯科医師は限られています。当院の院長は、開業して30年以上経った今でも定期的にセミナーなどに参加して研鑽を積んでおり、インプラント治療について豊富な経験と実績がございます。宇部市周辺でインプラント治療の経験が豊富な歯科医師がいる歯医者をお探しの際は、「歯科・矯正歯科アールクリニック」へお気軽にお問い合わせください。

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