審美歯科

ホワイトニングの欠点とは?ホワイトニングのデメリットについて

山口県宇部市にある「歯科・矯正歯科アールクリニック」です。
ホワイトニングは歯を白くできる魅力的な治療です。しかし、メリットだらけというわけではないのです。どんな治療にもメリットとデメリットがあって、ホワイトニングも例外ではありません。患者さんが治療を行う前に、その治療のメリットだけでなく、デメリットも知っておく必要があります。そこで今回は、ホワイトニングはどのような欠点があるのかお話していきます。

健康保険が適用されない

健康保険とは、病気を治すために必要最低限の治療に対して適用されるものであり、100%審美を目的としたホワイトニングには適用されません。そのためホワイトニングの費用は高くなってしまいます。自由診療の費用は一律ではなく、歯科医院によって違います。なので正確な費用はこの場で断言できませんが、保険診療に比べて費用は大幅に高くなります。

効果に永久性はない

ホワイトニングの効果には永久性はなく、時間が経過することで後戻りが起こります。

  • オフィスホワイトニングの持続期間:3~6ヶ月ほど
  • ホームホワイトニングの持続期間:6~12ヶ月ほど
  • デュアルホワイトニングの持続期間:12ヶ月以上

おおよその期間は上記が目安であり、白さを維持するためには定期的なホワイトニングが必要です。ちなみに、期間だけで判断すればオフィスホワイトニングはもっとも劣りますが、一方でオフィスホワイトニングは効果が出るのが早く、ホームホワイトニングは効果が出るまで時間がかかります。

白くできない歯もある

歯が変色する原因は様々あるのですが、なかにはホワイトニングが対応できないケースがあります。

  • テトラサイクリン歯:テトラサイクリンという抗生物質の影響で縞模様に変色した歯
  • 神経を失って変色した歯:神経を失うことで黒く変色した歯
  • 人工物:詰め物・被せ物に使う銀歯・レジン・セラミックなどの素材

人工物はそもそもホワイトニングすることができないですし、テトラサイクリン歯・神経を失って変色した歯もあまり白くすることができず、重ねてホワイトニングを行ったとしても従来ほどの効果は期待できません。

知覚過敏が起こる

歯のエナメル質が損傷・破損していた場合、ホワイトニングを行うことで知覚過敏が起こります。これは、露出した象牙質がホワイトニングの薬剤の刺激を受けることが原因で、一時的ではありますが、歯がしみるなどの症状が起こります。もっとも、この場合は対処可能であり、例えば知覚過敏用の歯磨き粉で歯を磨くと良いでしょう。また、ホワイトニングによる知覚過敏は通常24時間以内に解消されますから、しみや痛みが続くようであれば別の原因が考えられるため、担当医師に相談してください。

ホワイトニングできない人もいる

ホワイトニングは希望した全ての方に対して施術できる治療ではありません。以下に該当する人はホワイトニングできない可能性がありますし、少なくともおすすめはできません。

  • 18歳未満の人:成長期の歯において、ホワイトニングの薬剤が成長の妨げになる可能性があります。
  • 妊娠中の女性:ホワイトニングの薬剤による胎児への影響の有無が明確に解明されていません。
  • 重度の知覚過敏の人:重度の知覚過敏の人は、原則としてホワイトニングを避けるべきです。
  • 虫歯・歯周病がある人:虫歯・歯周病の治療が優先になります。

このような基準は法律で定められているわけではないため、相談次第で対応できる歯科医院もあるかもしれません。しかし、基本的にホワイトニングをすすめられる状態ではないため、対応できない歯科医院が多いでしょう。

まとめ

いかがでしたか?ホワイトニングの欠点についてご理解いただけたでしょうか?ホワイトニングは自由診療になるため費用が高く、また効果が永久に持続するわけではありません。変色の原因によっては効果が期待できないこともありますし、知覚過敏が起こる可能性もあります。歯が白くなるというメリットがある一方でこのようなデメリットがあるのも事実であり、メリットだけでなくデメリットも把握した上で治療を行うか決断してください。ホワイトニングについてご興味がある方は、山口県宇部市の「歯科・矯正歯科アールクリニック」へどうぞお気軽にご相談ください。

関連記事