器具や設備が不十分なため、患者さんや医療従事者に感染症がうつってしまう「院内感染」。病原性を持ったウイルスや細菌が滅菌消毒の不十分な器具などを介して感染してしまうのです。このようなことは、決してあってはならないことですが、日本の歯科医院の感染予防に対する意識はまだまだ低いのが現状です。

抗菌から滅菌までの
効果の違い

infection_control_image2
  • 抗菌とは ➡ 滅菌などを増殖防止する。
  • 除菌とは ➡ 微生物を原理的に取り除くこと。手を水で洗うこと。
  • 消毒とは ➡ 人体に害を及ぼす微生物だけを殺菌すること。
  • 殺菌とは ➡ 微生物を死滅させること。
  • 滅菌とは ➡ 殺菌などの有害無害を問わず、死滅、除去すること。

「滅菌・消毒」レベルは
驚くほど異なります

infection_control_image3

血液や唾液の中には様々な細菌やウイルスが潜んでおり、唾液や血液を扱う歯科医院では、厳密な器具の滅菌・消毒が求められています。これらを徹底して行うには、多くの手間と莫大な費用が必要です。しかしそれらの費用は治療費に反映されないこともあり、歯科医院によって「滅菌・消毒」レベルは驚くほど異なるのが現状です。

目にみえない滅菌・消毒を
徹底して行う

infection_control_image5

どんなに高度な治療を行ったとしても、その器具が滅菌されていなければ、感染性の病気をうつしてしまう可能性があります。当院では、目にみえない滅菌・消毒を徹底して行っています。安心して治療を受けられる環境を整えることは歯科医院の責務であり、真の医療サービスと考えています。院内には滅菌室をつくり、様々な設備を投入しています。患者さんに安心で安全な治療を提供するために、私たちは感染予防対策に最大限の力を注いでいます。

滅菌のクラス分け

クラスNとは

クラスNとは、通常の歯科医院で行われる滅菌方法。蒸気と空気の重量の違いを利用して缶体内の空気除去を行います。

クラスSとは

クラスSとは、滅菌前の1回、真空状態を作りを行い高圧蒸気滅菌します。

クラスBとは

クラスBとは、一番滅菌性が高く、滅菌前および乾燥時に数回の真空状態を作り出し、あらゆる種類や形状の被滅菌物を滅菌します。クラスBという滅菌レベルは、世界で最も厳しいヨーロッパの滅菌基準です。当院ではこのクラスBの滅菌システムを整えています。

clinic_appearance27-2

当院の洗浄・滅菌システム

オゾン水

オゾン水

治療が終わったら、殺菌作用がある機能水「オゾン水」のタオルで診察台を細部まで拭き上げます。

温風乾燥機能付洗浄装置
「ミーレジェットウォッシャー」

温風乾燥機能付洗浄装置 ミーレジェットウォッシャー

温風乾燥機能付洗浄装置ミーレジェットウォッシャーで洗浄します。「冷水予備洗浄」→「洗剤洗浄」→「93℃高圧洗浄」→「乾燥」を行い、今まで手洗いでは落ちなかった複雑な構造の器具の汚れも確実に洗浄します。感染の原因となる血液や唾液などのタンパク質の汚れを専用洗剤によって、付着したウイルスや菌を消毒することができます。また、この洗浄器の導入によって「スタッフの感染やケガから守る」という安全面も改善されています。

超音波洗浄器

pict_ultrasonic_cleaning_ma

「ミーレジェットウォッシャー」では洗浄できない小さな器具は、消毒液に浸漬し、殺菌効果があるオゾン水をいれた超音波洗浄器で目に見えない細かな部分の汚れを除去します。

滅菌バックで個装

個装

洗浄~乾燥した器具を使い捨ての専用滅菌バックに個装します。個装が終わったら、バックごと滅菌します。

DACプロフェッショナル

DACプロフェッショナル

患者さんのお口に入る器具や器機を消毒、洗浄をして滅菌バックで個装します。その個装した物をオートクレーブと呼ばれる滅菌器で滅菌します。オートクレーブは130℃以上の高温蒸気で付着した微生物を死滅させ、真空状態にして残留空気を排除し隅々まで確実に滅菌をします。当院の「DACプロフェッショナル」は、ヨーロッパ基準「EN13060」に準じた、あらゆる種類の微生物(固形、包装、多孔性、中空のあらゆるもの)を完全に滅菌できるオートクレーブです。

DACユニバーサル

dac_universal

患者さんの歯を削ったり、入れ歯の調整をするものをハンドピースと言い、ハンドピースの洗浄と滅菌はDACユニバーサルを使用します。DACユニバーサルは、真空状態をつくり、高い蒸気滅菌を行い今まで不可能だったハンドピースの内部に入り込んだ血液や唾液の除去、洗浄と滅菌を行うことが出来る滅菌器です。

安全で安心な治療器具や診療台で患者さんをお出迎えします。また、清潔な空間での患者さんの治療のために、毎朝スタッフが院内の清掃を責任をもって行っています。