歯に大きな穴があいた!

さて、虫歯がひどくなって、大きな穴があいてしまったら、どうしますか?

まずは乳歯について。

乳歯はやわらかくて、簡単にすり減り、酸性に耐える力が弱いので、簡単に虫歯になってしまいます。そして、一度虫歯になってしまうと、あれよあれよとひどくなっていって、口のなかのいたるところが虫歯になったり、歯がすっかりなくなっちゃってしまうほどになることもあります。その間、子どものあごはぐんぐん成長していきます。じつは、乳歯の虫歯は大人になってからの歯並びにも影響するんですよ。

乳歯が虫歯になってしまったら、見かけを治すことよりも、ここで虫歯をつくってしまう危険な原因を起こさせないように、しっかり見張っていき、いずれ生えてくる永久歯を虫歯にしない活動をしなければなりません。

乳歯は米粒みたいに小さいので、精密な治療というのはとても難しく、子どもを治療に嫌がらせずおとなしくさせるのは至難の業でしょう。乳歯はいつかは永久歯に生え変わる歯なので、虫歯をつくったとしても、取り返しがつかなくなるということにはなりません。なので、乳歯が虫歯になったときは、とりあえず痛みをなくしてあげたあと、今後また虫歯になる可能性がある危険な原因を探して、その原因をまた起こさないように保護者の方がしっかり見てあげてください。そして、永久歯に悪い影響が出ないようにすることを目的に考えくださいね。

次に永久歯について。

乳歯は虫歯になる危険な原因を起こさせないようにしていきましょうと強調しましたが、これは初期の虫歯に限ったことではなく、大きな穴があいてからも同じです。歯に穴があいてしまうと、虫歯になる危険性がレベルアップします。残念ですが、大きな穴は、放っておいても自然にふさがることはありません。穴がさらに大きくなったり、虫歯の症状を進行させないためには、虫歯になる危険な原因の防止、いわゆるリスクコントロールがより大切になるんです。

感染したところの色が淡い進行中の虫歯は、なかなか気づきません。この段階でリスクコントロールができないと、感染は一気に広がって、穴もどんどん大きくなっていきます。やがて感染は象牙質のなかまで進んで、痛みという信号で私たちに気づかせ、治療を促すことになります。こうなったら、削って、詰める処置で、歯の機能を回復する方法になってしまいます。虫歯の後始末のためによって削られた歯は、たとえどんなにていねいな処置をしても、より酸に侵されやすくなってしまいます。だから、虫歯になるリスクを改善しないと、結局再発してしまうというわけです。

コントロールとは、ちょうどよいぐあいに調節することです。みなさんが過ごしている時間は、まったく同じ内容ではないはずです。変化のない日はありません。だからコントロールするということは一回では終わらず、その調節する方法も変化していきます。簡単ではないですよね。だからこそ、この簡単ではないということに気づき、意識することができれば、きっとリスクコントロールはできると思います。もし虫歯になるご自身の原因が分からなければ、歯科医院にご相談されるときっとよいでしょう。


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