いくら磨いても虫歯ができるわけ

こんにちは。お部屋の掃除って1回きれいにしたからって、もうしなくていいなんてことはないですよね。お風呂の掃除、これでもかってくらいに磨きに磨き上げても、もう掃除しなくていいなんてことはないですよね。掃除の目的は汚れのもとであるホコリやカビなどにいる菌が原因で起こる病気から自分や家族を守るためだからこそ、人は掃除をします。掃除で取り除かないといけない汚れは、使い方や周りの環境によって強く影響します。掃除を一生懸命したというだけでは解決できません。お口のなかもそうです。今回は、いくら一生懸命に歯を磨いても虫歯ができる理由についての話です。

砂糖やミュータンス菌が、虫歯の大きな原因だというのに、砂糖を減らしてもブラッシングを一生懸命やっても虫歯ができるとなるとどうすればいいのでしょうか。

日本人は清潔好きで、15歳以上の95%、歯が少なくなる65歳以上でも86%の人が毎日歯を磨いています。しかし、毎食後に丁寧にブラッシングしている人に虫歯ができて、夜にガシャガシャと磨くだけの人に虫歯ができない、というような不公平がどうしても生じます。なぜでしょうか。

同じ口のなかでも、虫歯になる歯とならない歯があり、1本の歯にも、虫歯になる部分とならない部分があります。また同じ人でも、虫歯をつくりやすい時期とそうでない時期があります。

虫歯になる条件には、口のなかにすんでいる細菌の種類、舌や粘膜の働き、唾液の性質、唾液の影響を受けやすいかどうか、歯の形、エナメル質の成熟度など、様々な因子が関わっています。どれも決定的な原因ではありませんが、一つ一つが大きなリスクを抱えている因子なのです。

虫歯の治療には、この様々なリスクをコントロールすることが必要です。砂糖を減らしたり、一生懸命ブラッシングするだけではだめなのはこのためです。

いかがでしたか。一生懸命ブラッシングすることが無駄ということは決してありません。ブラッシングはとても大事であり、基本です。ただ、多様なリスクの重なりによって虫歯になる/ならないが決まってしまうということも覚えておいてください。


「きっかけ」は、あなたの未来を変えることができる好機です。アールクリニックを「きっかけ」に、健康な未来にしてください。皆様のご来院お待ちしております。

関連記事

  1. 自分の唾液のことを知っていますか?

  2. 穴の処置のキーポイント

  3. 「リスクコントロール」と「予防」の違い

  4. 自分の弱点を知る

  5. スキンシップをなくす努力よりご両親の虫歯菌を減らす努力が大事

  6. 歯の神経にまで虫歯が進んでいるって!どうしたらいい?