歯周病がひどくなる人、ひどくならない人

あなたは歯周病になりやすいのか

歯周病は細菌がつくるバイオフィルムによって起こる病気です。細菌バイオフィルムがなければ病気にはなりませんが、虫歯と同じで、そこにいくつかの要因が重なるとひどくなります。歯周病を悪くする要因は、喫煙習慣やある種の薬剤、妊娠やホルモンバランスの変化、精神的なストレス、食生活、強い歯ぎしりやかみしめ、かみ癖などです。局所的には歯根の形や歯肉の性状や形態によって影響を受けます。不良な歯の治療も現実には無視できない要因です。

喫煙

歯周病を悪化させることに最も関わりの深いリスク因子は喫煙習慣です。非喫煙者の4倍のリスクです。歯周病患者の4割が喫煙者、1割は過去の喫煙者だったというデータも調査によってわかっています。喫煙者のそばにいるために煙を吸わされる受動喫煙でもリスクがあります。1日の喫煙本数が増えるにつれて、歯周病の進行との相関も高くなります。禁煙するとリスクは下がりますが、おもしろいことに禁煙を始めてからの年数によって歯周病の進行との相関が低くなります。禁煙しても3~5年までは過去の喫煙の影響がハッキリとリスクとして残っています。

精神的ストレス因子

明確なデータがあるわけではないのですが、長期間大きな精神的ストレスを受けつづけることは歯周病を悪化させるといわれています。ストレスがリスク因子になっているのです。強いストレスは交感神経を興奮させますが、交感神経の緊張は顆粒球(白血球のひとつ。リンパ球と拮抗的)を増やし、その顆粒球が死滅するときに活性酸素が生じます。その酸化作用が細胞にダメージを与え、様々な組織再生障害、がんなどを生むと同時に、いっぽうで上皮の増殖能を高めるとされます。

内分泌など全身的な条件

糖尿病は、歯周病を悪くする大きな因子です。女性は妊娠、更年期に大きな内分泌の変化を経験しますが、それが歯肉の異常を引き起こすことがあります。そればかりか排卵・月経の周期でホルモンの大きな変化を繰り返し、その周期によって歯肉の炎症が生じやすくなると考えられています。この他、過労によってからだの抵抗力が衰えたり、全身の重い病気にかかったときなども、歯周病は悪化するといわれています。

かみしめ・歯ぎしり・あるいは歯の条件

かみしめや歯ぎしりも歯周病の進行を速めます。歯根の形や歯茎の下まで長くのびたエナメル質などの局所的な異常も歯周病を悪化させるリスク因子になります。


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