歳をとると誰でも歯周病になるの?

歯周病の末期になってから歯周病に気づいて、歯をなくしたくないと悩んでいる人は多いのではないでしょうか?歯周病は末期になると、体が歯を排除しようとします。感染した歯根が異物になってしまうので、歯を守ろうとせず、体を守るために体が歯を排除するわけです。歯の位置が動き、歯を支える組織がなくなり、細菌の住処に適した場所は広くなり、体にとっては歯は邪魔者になるので、歯周病は治りにくくなります。末期の歯周病を見ていても、病気の原因やかかりやすさは見えてきません。歯周病は初期の診断が大切なのです。

歯周病は、歳をとると誰でもなるものでしょうか?たしかに歳をとることは、変えることのできない歯周病の最大のリスク要因です。歯茎や骨の喪失は、年齢と強く関係しています。しかし、誰でもみんな歯周病になるわけではありません。

非常に若く、思春期前に歯周病を発症する例があります。このような人には、白血球の異常や先天的な免疫不全など、細菌に対する抵抗力に何らかの異常があることが明らかになっています。

もう少し大きくなって、成人になる前に部分的に歯を支える組織が溶けてしまう例もあります。若いうちから急速に進んでしまう歯周病を侵襲性歯周炎といいますが、これが見逃されて50歳くらいになって見つかると、ひどい慢性歯周炎と見分けがつかなくなります。

慢性歯周炎は、年齢とともにゆっくりと進みますが、悪くなるまでハッキリとわかる自覚症状はありません。

歯肉の炎症のひどさと歯周病のひどさも、あまり関係がありません。ほとんど歯肉には炎症がないのに、歯を支える組織がどんどん溶けてしまう歯周病もありますし、反対に歯肉は腫れて崩れて出血だらけなのに見えないところのダメージは少しだけという歯周病もあります。ですから、痛みが出て、腫れて、歯が揺れて、というようなハッキリとした自覚症状が出たときには、かなり進んでしまっていて治りにくい状態になっているのです。

若いころからバイオフィルムを定期的に壊して歯の表面をきれいにしている人は、歳をとっても歯周病にはなりません。ある程度悪くなった人でも、定期的に管理をすれば、それ以上は進行しません。ただし、慢性歯周炎でも急にひどくなってしまう人がいます。喫煙や糖尿病など何らかの悪くなりやすい要因をもっている場合です。

高齢になると、歯周病になるリスクはとても高くなりますが、70~80歳になって軽度の歯周病であれば、特に気にする必要はありません。自覚症状はなく、ある程度のプラークコントロールができていれば、病気の進み具合もゆっくりです。

ここ数年、歯科を受診されていないという方は、ぜひこの機会に自分自身の病気のかかりやすさを知る意味でも歯科医院へ検診を受けに行かれることをお勧めします。


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