歯周病予防の歯磨き剤を買う前にしておくこと?

「ちょっと高かったけど奮発しちゃった!」「殺菌剤が入ってて歯茎の炎症を抑えるんだって!」「忙しくて歯医者に行けない私にピッタリじゃない!」「近ごろはいいものが出てるわよね~」という動機で歯周病予防の歯磨き剤を買ったことがありませんか?たしかに殺菌剤の入った歯周病予防の歯磨き剤は歯周病の患者さんにはおすすめです。

ただし、歯周病で歯茎が腫れて歯が動くほどになっている人が、治療に行かず、家庭で殺菌剤入りの歯磨き剤を使うだけでは、歯周病の根本的な改善は残念ながら難しいです。

歯周病になると、歯茎に炎症が起きて、さらに進行すると、歯槽骨という歯を支えている骨が溶けていきます。その結果、歯と歯茎との間の溝、つまり、歯周ポケットが深くなっていきます。

たとえば、中程度の歯周病の歯周ポケットともなると、なんと深さは6ミリほど。そのなかには歯石が溜まり、空気が苦手な歯周病菌は歯石や歯周ポケットの奥を棲み家にして隠れながらヌクヌクと増え続けています。

大きな問題は二つあります。まず、歯ブラシの先が深くなった歯周ポケットの奥までしっかり届いて隅なく歯周病菌や汚れをかき出すことができるのか?という問題。もうひとつは、歯周病菌の巣である硬くこびりついた歯石を歯ブラシで取り除けるのか?ということです。

いくら殺菌剤が入った優れた歯磨き剤でも、歯周病菌までダイレクトに届かなければ効果は限られてしまいます。殺菌剤入りの歯磨き剤を使ってよく歯磨きすること自体は大事なことですが、一方で歯周ポケットのなかの原因菌を温存して、結果的に培養し続けていては歯周病は治りません。

だから、まずはエキスパートである歯科医院の技術で、歯周ポケットのなかを掃除して歯石ごとプラークを徹底的に取り除くことが大事なのです。おおもとの原因をとり去ったうえで殺菌剤の入った歯磨き剤で歯磨きをすれば、浅くなった歯周ポケットや唾液のなかに残って浮遊する歯周病菌もやっつけられ、歯周病予防にとても効果的です。

効能があるアイテムには、必ず条件がつきものです。歯周病に特化した歯磨き剤も同じで、歯石がたっぷり付いていては、歯磨き剤の効果を発揮することが出来なくなってしまいます。まずは歯科で歯石を除去して、スタートラインに立ちましょう。


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