乳児期のしつけ

今回の題名にある「しつけ」は漢字で「躾」と書きますが、一般的には礼儀や作法を教え込むという意味ですね。それは、慣習に合った立ち振る舞いができるように訓練するということですが、この「慣習」がちょっと難しいですね。慣習とは、社会一般に通じるならわしや歴史的に成立・発達し一般に認められている伝統的な行動様式という意味ですが、この慣習の情報や知識がないと、間違った「しつけ」をしてしまうということになってしまいます。親御さんはぜひとも「慣習」をたくさん取り入れ、お子さんのためになる「しつけ」をしてあげてください。では今回は乳児の歯についての話です。

まず、歯が生え始める時期については、非常に個人差があります。平均的な時期は6~8ヵ月ごろですが、3ヵ月で生える子もいれば、1歳になってようやく生える子もいます。遅くても心配はありませんが、1歳を過ぎても生えない場合は、歯科医師の診療を受けてください。

歯の生える順番にも個人差があります。まず下の前歯2本、上の前歯2本、次にその両横、そして3番目の犬歯をとばして奥歯、最後に犬歯と5番目の奥歯が生えるというのが一般的な生え方です。3歳前後に乳歯20本が生えそろいます。2本の歯がくっついた「癒合歯」が生えたり、歯の数が足りない場合もありますが、特に心配ありません。

指しゃぶりが歯並びを悪くするという話を聞いたことがあるかとは思いますが、3歳前後にやめば、まず大丈夫です。早い時期に無理にやめさせると、他の悪い癖がつくこともあります。成長とともに、友だちと遊ぶなど外の世界に興味がでれば、徐々にしなくなるものなので、叱らずに見守りましょう。

この時期の食事では、上唇を鍛える工夫をします。スプーンを上唇に押しつける食べさせ方ではなく、自分で上唇を伸ばし、食べ物をとるようにさせましょう。

前歯を使って噛み切れるものを与えることも大切です。例えば、スプーンを使う前の時期、手づかみで食べられるもの、果物であれば一口サイズにせず、大きく切って持たせる。また、おなかをすかせて食べさせることも大切です。おなかがすいていれば、当然しっかりと噛んで食べます。

また、1歳の誕生日を目標に、コップで水が飲めるようにしましょう。唇の力がつきます。

食後には歯ブラシを持たせましょう。このころはなんの抵抗もなく歯ブラシを口に入れます。磨くことはできませんが、歯ブラシの感触に慣れ、ブラッシング習慣の第一歩になります。

今回は以上です。唇を閉じるのにもお口の周りの筋肉が必要なんです。お口ポカンや口呼吸が日常にならないためにもぜひ気を付けてあげてください。


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