子どもの虫歯を予防するには?

 子どもの虫歯を予防するために最も大事なことは「早寝早起きして、規則正しい生活を送ること」です。子どもの体の成長発育の点から、夜更かしは様々な悪い影響を与えますが、それは口のなかも同じです。日中は頻繁に食べたり飲んだりしているため、唾液の成分や量は変動していますが、寝ているときの唾液は非常に安定しています。この間に歯の再石灰化が促され、日中ダメージを受けた歯が修復されるのです。大切なのは、しっかりと歯を磨いて再石灰化しやすい状況を整えてから、眠るということです。

 また、朝早く起きてしっかり朝食を食べれば、午前中から活発に動けて昼食もしっかり食べらるといった生活リズムが生まれます。こうした生活リズムが整っていると、食事の前には手を洗う、食事のあとには歯を磨くといった衛生習慣が身に付きやすいのです。糖を摂らなければ虫歯にはなりませんが、エネルギー源としては必要なものです。甘いおやつは子どもを幸せな気持ちにしてくれます。だらだら食べさせないなど、与え方に気をつければよいかと思います。

 もちろん、虫歯を予防するためには、歯が生え始めたときからの歯磨きを習慣にすることが欠かせません。歯磨きは、ミュータンス菌の栄養となる糖を口のなかに残さないようにし、プラークが酸を作り出さないように取り除く役割があります。しかし、ブラッシングの方法がわからなかったり、子どもの自我が芽生えて何でも嫌がったりして、歯磨きが順調にいかないこともあります。そんなときに相談できるのが、歯科医院です。虫歯になってからではなく、歯が生え始めたら3~4ヵ月に1回は歯科医院に通うことが、効果的な虫歯予防につながります。

 核家族化が進む現代では、お母さんは孤立しがちです。離乳食は月齢通りに進まないことや上手く飲み込めないといった、直接歯に関係ないようなことでもいいので、育児の悩みを相談したり、様々な情報を得たりする場として、歯科医院を活用してほしいと思います。

 近年は、虫歯予防として「フッ化物塗布」が定着しつつあります。生えたばかりの歯は、他の歯に比べるとスポンジのように軟らかく吸収しやすい状態です。そこでフッ化物を塗布すると、表面にフッ化カルシウムが形成され、大量のフッ素が歯にしみこんでいきます。すると、歯が硬くなり、再石灰化が促されるのです。乳歯でも永久歯でも生えたての歯が多くあるときは、3~4ヵ月に1度くらい、歯科医院でフッ化物を塗布してもらうと、虫歯予防に効果的です。

 虫歯になってから歯科医院に行くと、治療でつらい思いをするため「歯医者嫌い」になりかねません。そうならないためにも、定期的に歯科医院を受診し、慣れておくことが大切なのです。


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