お子さんの癖に気づいていますか?

こんにちは。みなさんは「癖」をお持ちですか?「癖」があることに気づいていますか?「癖」とは、同じ行動を何度も繰り返すことで身についてしまう行動のことをいいます。癖は子どものときから始まり、大人になってもその癖が残っている場合は治すことが難しいでしょう。長年、あたり前のようにしてきた行動を簡単に「さあ、やめて!」と言われても、それは無理ですよね。でも、癖ってあってはいけないの?治さないといけないの?と思う人がいるのではないでしょうか?その通りです。癖が自分自身や周りの人にとって悪影響を与えるものでなければ、治す必要なんてありません。ここでいう治したほうがよい癖とは悪影響を与える悪い癖のことをいいます。もちろんですが、どんな癖がどんな悪影響を与えるのか知らないと、治すことができません。子どものうちでしか、経験や知識のない子どものときしかできない、子どもの将来を左右する親の努めがあると思います。今回はそんな親御さんのための、心配しないといけない指や舌の癖についてのお話です。

指しゃぶり

乳歯の時期、特に一歳くらいまでの指しゃぶりは、乳幼児の自然な行動です。三歳くらいでも寝る前になると指しゃぶりをすることがありますが、心配はありません。強い精神的ストレスを受けたときに指しゃぶりが出るのは自然な反応です。精神的な安定を求めて、乳首の代わりに指をしゃぶっているわけですから、叱ってやめさせるべきではありません。前歯の突出が気になりますが、指しゃぶりの癖がなくなれば自然に改善します。
小学生になっても親指の付け根まで口に入れてしまう場合には、原因を見つけて解決してあげるべきでしょう。毎朝、登校前に指しゃぶりが出るようなら学校にうまく順応できていないことが想像されます。両親といっしょのときにも指が口から離せないようなら、夫婦の子どもに対する接し方にギャップや矛盾があるのかもしれません。この時期の指しゃぶりは、子どもの環境に何らかの問題があることを教えています。子どもに自信をもたせ、無理なく自立するように促します。
永久歯が生えた後に指しゃぶりが長く続くと、上顎の形や前歯の歯並びに大きく影響を与えます。何より心配なのは、子ども自身が心の問題を抱えている点です。

舌や唇の癖

舌や口唇の癖も、その原因は指しゃぶりとよく似ています。赤ちゃんのころは、身の周りのあらゆるものを舐めまわします。自分自身も舐めて確認します。手で触るよりも舐めるほうが大事なのです。指しゃぶりのようには目立たないかもしれませんが、永久歯が生えるようになっても、口唇を前歯で噛んだり、巻き込む癖、舌をもて遊んだり、歯で噛んだりする癖が続くと歯並びや噛み合わせに大きな影響を与えます。ただし、舌や口唇の癖も、原因が舌や口唇にあることはまれです。まず、癖を自覚して、自分のペースで自分で癖をなくすように促すべきです。

口呼吸

アレルギー性鼻炎などのために鼻がいつもつまり気味の幼児は、習慣的に口で息をするようになります。鼻が通っているときも、習慣になっているために、口呼吸の癖は続きます。
口呼吸の子どもは、口が開きっぱなしになるので、上の歯が少し飛び出し、口唇がいつも乾いて腫れぼったくなってしまいます。また、風邪を引きやすいといわれています。
口呼吸は、咽頭炎・喉頭炎・上気道炎・歯肉炎など人間に特有の病気をもたらします。口で息をするのは人間だけの癖だからです。鼻の慢性的な病気の場合にはつらいのですが、できるだけ口を閉じて鼻で息をするように教えると、口呼吸の弊害は少なくなります。

いかがでしたか。何気ない仕草と思っていても、それが悪い癖であれば治してあげないといけません。アールクリニックでは子どものうちから矯正治療に通われている患者さんがたくさんいらしゃいます。子どもの時期に子ども自身が矯正治療を受けたいと思う子どもはいないでしょう。これは親が子供の将来を心配し、子どものことを第一に思って、今でしかできない親の努めを果たしている証拠でもあります。とても素晴らしいことです。小児矯正治療は今回お話した悪い癖を治すために生活習慣の改善にももちろん取り組んでいます。ご家族と当院とでお子さんの口腔管理を共有し、お子さんの未来を明るい未来にしてあげましょう。


「きっかけ」は、あなたの未来を変えることができる好機です。アールクリニックを「きっかけ」に、健康な未来にしてください。皆様のご来院お待ちしております。

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