食育と歯科の深いつながり

「食育」という言葉、知っていますか?

食育とは、食事や食物に関する知識と選択力を身につけ、健全な食生活が送れるようにするための教育のことを意味します。

平成17年(2005)7月、家庭や学校における食育の推進、伝統的な食文化の継承、生産者と消費者の交流促進などを目的として、食育基本法が施行されています。

その食育は、保育園や幼稚園、小学校でも取り組まれているでしょう。

しかし、実際のところ、教育現場だけではなく、生活のなかで学ぶところが大きいのが食育なのです。

家庭での食育も同じで、必要な栄養素や安全な食品を適切に選ぶ力を育てる為には、お母さんの協力が欠かせません。

そして、この食育ですが、歯科ともつながりがあるのです。

1.子供の虫歯は家族の病気

虫歯の原因は、虫歯菌の量・唾液の性質・歯の強さ・歯並びというような個人によって違うようなものだけではありません。

これらの原因に加えて、朝食を抜く・好き嫌い・食事やおやつの内容やそのとりかたなど、各ご家庭での生活習慣が子供の虫歯の危険性をさらに高めているのです。

ご家庭が虫歯になりやすい生活環境であれば、子供も虫歯になりやくなります。

虫歯になる危険性は家庭環境に大きく影響を受けるので、「虫歯は家族の生活習慣病」とも呼ばれているのです。

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2.子供たちに急増する歯周病

私たちの周りには、コンビニやファストフード店、ファミレスなどあって、手軽に何でも食べられる環境ではないでしょうか?

特に、粘着性のある軟らかい食品が好まれ、噛む回数が随分減ってしまうと思います。

また、糖質や脂質が多く、ミネラル・ビタミン・食物繊維が少ない食品は、お口の中に細菌がたまりやすい環境を作ってしまいます。

食事の内容や生活スタイルの変化によって、これまで大人の生活習慣病であった「歯周病」も子供たちにも広がっているのです。

そして子供の肥満や偏食・個食などが、子供の歯周病の危険性をさらに高めるのです。

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3.お口の機能は食事で育つ

おいしいものをおいしく感じることができる「味覚」。

実は、お母さんのお腹のなかにいた胎児のころから子供たちは味を感じているのです。

お母さんの食べたものの影響はとても大きく、生まれてくる前からお母さんの食事によって、子供たちの好みが育まれているのです。

子供たちは、大人と同じ食事ができるまでに、離乳食~幼児食~普通色と色々な食事を体験します。

子供たちにとっては食事は、食べ物を飲み込む運動「嚥下(えんげ)」や、食べ物を噛む運動「咀嚼(そしゃく)」、舌の動き、あごの発達の為に特に重要になります。

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子供のころに体験した食事は、食の文化として記憶のなかにずっと残っていき、食べ物を選ぶ力の基礎となります。子供たちのお口の健康は家庭の食文化そのものであり、お母さんを映す鏡なのです。お母さんは責任重大で大変です。もし、不安を感じていらっしゃるお母さんは、アールクリニックへ来院した際に、ぜひ相談してみてください。


「きっかけ」は、あなたの未来を変えることができる好機です。アールクリニックを「きっかけ」に、健康な未来にしてください。皆様のご来院お待ちしております。

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