赤ちゃんは母乳で舌を成長させる

私たちが意識をせずに舌を自由自在に動かし、食べたり、声を出したりと、役割の違う複雑な働きを行えるのはなぜでしょうか?

それは、人は生まれたらすぐに本能的に舌を動かすトレーニングを始めるからではないでしょうか。

「オギャー」と生まれた赤ちゃんはそれまでに母親の胎内で安全に成長・発育してきましたが、この世に生まれ出たからには、一人で生きていく術を身につけなければなりません。

そのために先ずすることは、命につながる栄養の確保です。

生まれたばかりの赤ちゃんは誰に命令されるわけでも、教えられるわけでもないのに、お母さんのおっぱいをやみくもに探し、むしゃぶりついて、乳首から母乳を吸い取ります。

赤ちゃんがこの初仕事をするとき、すでに舌は重要な役割を果たしています。

赤ちゃんを生んだときのお母さんの母乳は、すぐにいっぱいでるわけではありません。

お母さんの身体は赤ちゃんに乳首を吸われることで刺激を受けて、徐々にたくさんの母乳が体内で作られるようになっています。

最初のころは出の悪い母乳を赤ちゃんは懸命になって吸うわけですが、そのときに使われるのが舌なのです。

赤ちゃんがお母さんのおっぱいに吸いつく姿はとてもかわいいですね。

お口をとんがらさせて、チューチューと吸っているだけのように見えますが、実はお口の中では舌で乳首を口蓋(口の上部の平らな部分)に押しつけて、乳首をしごいて母乳をしみ出させて、お口の中にたまった乳を口蓋に舌を押しつけて一気に飲み込むという作業を繰り返しているのです。

これが生きていく上でとても重要な嚥下運動のトレーニングの開始というわけです。

こうして誰に命令されるわけでも教えられるわけでもないのに、赤ちゃんは日々繰り返し嚥下運動を行うことで、舌の筋肉を発達させ、また舌の正しい動きを覚えていくのです。

orthodonticdentistry_blog_30_1


「きっかけ」は、あなたの未来を変えることができる好機です。アールクリニックを「きっかけ」に、健康な未来にしてください。皆様のご来院お待ちしております。

関連記事

  1. よい噛み合わせは小児期に作られる

  2. この子、虫歯があるって。

  3. 乳児期のしつけ

  4. 痛みや出血がなくても受診を。

  5. 子どもの虫歯を理解しよう

  6. 子どもの過剰歯・欠如歯をチェック!