
赤ちゃんの歯は、6~8ヵ月ごろから生え始めるので、それまでは特にケアの必要はありません。けれども、ぜひお願いしたいのは、できる限り母乳育児をすることと、自然の味覚を覚えさせておいてほしいということの2点です。
栄養、免疫、口腔機能の促進から、母乳が人工栄養より優れていることはよく知られています。お母さんの健康と心の安定においても一役買っています。
しかし、母乳で育てたいと思っても、赤ちゃん、おっぱい、環境など、様々なトラブルにより、困難な状況が訪れることがあります。
そんなお母さんに、母乳育児をサポートしているサークル、団体もたくさんありますので、保健所への相談あるいはインターネットなどものぞいてみてください。
おっぱいの次に口にするものは、昔はほとんどが番茶か湯冷ましでしたが、今は赤ちゃん用のイオン飲料やスポーツドリンクが増えてきました。それが原因でお茶や水が嫌いという子どもも増えてきています。もちろん、虫歯になりやすいので、その点でも好ましくないのです。
また、生涯の健康について考えた場合にも、お茶や水がおいしく飲める味覚を獲得することは大事です。スタートが肝心です。
哺乳瓶を使うときは、乳首を選びましょう。赤ちゃんの口のなかでお母さんの乳首に似た形になるものがよいでしょう。
断乳の時期については、様々な意見があります。1歳を過ぎたら、虫歯になるので断乳しようと勧める方もいます。しかし、母乳とお粥などの離乳食では、特に差があるわけではありません。
母乳を飲んでいる時期に清涼飲料やお菓子など、砂糖が入ったものをとると、非常に虫歯になりやすくなるのです。生え始めのころは、特に上の前歯が虫歯にかかりやすいので、やさしく磨いてください。ガーゼで拭くだけでは、プラークは落とせないので、気にかけてあげてください。
「きっかけ」は、あなたの未来を変えることができる好機です。アールクリニックを「きっかけ」に、健康な未来にしてください。皆様のご来院お待ちしております。