
矯正治療には歯列を整えるために器具や装置などを使用することをご存知だと思いますが、その器具や装置はもちろんお口のなかです。ということは、矯正器具がお口のなかに当たるため違和感を感じることになるでしょう。また、その矯正装置は歯を動かしますので、痛みを感じたりすることもあるでしょう。そうなったとき、何が考えれらるかというと、「食欲がなくなってしまう」ということですね。とくに取り外しができない装置については、治療中に食べにくい時期や食べにくい食品があるのは、ある程度やむをえません。しかし、だからといって食べないでいたり、飲み物だけで食事を済ませていると、栄養のバランスが悪くなります。もちろん当の本人もわかっていることでしょう。そんなとき、同じ思いをした矯正治療の経験者の声というのは、とても参考になり、とてもありがたい言葉となります。そこで、矯正治療をした方の食生活で実行した工夫を集めてみましたので、ご紹介します。
食品の選び方にもコツがある
- 栄養補助のため、青汁を牛乳で割り、たくさん飲む
- 好みはあるが、ベビーフードはいろいろな種類があるので、それを食べる
- ゼリー状にして栄養補給を
- 肉はひき肉、料理はひき肉料理
- おせんべいを食べるなら、薄焼き
- おせんべいは袋に入ったままたたいてこまかくする
- 生野菜はジュースにした
- 肉より、ほぐしやすい魚を食べた
- がまんして、おかゆを夕食にすることがあった
調理の工夫とアイデア
- 何でもよく煮込んで食べる
- ミキサーを使った
- 繊維の多い野菜はよく煮込んだ
- 野菜は細く切ってまる飲みできるようにする
- ステーキなどはサイコロ状に切った
- 野菜が不足しないよう、やわらかく煮て食べた
- シチュー、カレー、みそ汁などに、通常より多めの具を入れる
- サラダはコールスローにし、ドレッシングで漬け込む
食べ方にも体験者ならではの苦労と工夫が
- おかずはすべて小さく切って食べる
- 前歯でこまかくしてから食べる
- たいていの食べ物は奥歯で噛んで食べる
- パン類は噛みつかず、ちぎって食べる
- カレー類は食べない(器具についた色が磨いても落ちないから)
- 歯茎のことなど気になったので、ビタミン、ミネラル、タンパク質などをとるように気をつけた
- 間食をしなくなった
私たちは、生きている限り、様々な悩みを抱えていきますが、悩みを解決するには必ずしも時間ではありません。その悩みを解決した経験者の言葉です。経験者しか語れない言葉は勇気を与えてくれます。ぜひ参考にして、きとんとバランスのとれた食事を心がけましょう。
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