矯正治療をしないと健康的な日常生活が送れなくなる?

矯正治療はどんな場合にしなければならないのでしょうか。対象となるのは、まず歯並びや噛み合わせのよくない人、そして、舌の筋肉のない人、そのためにいろいろな不定愁訴(明確な原因がないのに、肩こり・目まい・腰痛など体の不調を訴えること)を持つ場合です。じつは、治療しないと健康的な日常生活が送れなくなったりする可能性があるのです。

人間だけでなく動物の多くは、食物を歯で「噛む」ことで生命を維持しています。したがって、よく噛める口を持つ人は健康です。長生きするのはよく噛める人ですし、歯のなくなったライオンは生きていられないということが証明されているほどです。

食物がまだ食べられない赤ちゃんは、お母さんのおっぱいを飲みます。じつは、これも単に栄養を摂るという意味だけではありません。舌を巧みに使って、乳首を舌で包み込み、そして乳首をしごくことで、おっぱいを吸うというたいへん複雑な運動をし、酸素を体に取り込むためにも舌の筋肉を鍛えているのです。

人間は生まれたときから母乳を「吸う、吸う、吸う」、それを「飲む、飲む、飲む」を行い、歯が生えると同時に「噛む、噛む、噛む」、そして分泌された唾液を「飲む、飲む、飲む」の行為に移行していきます。これによって、生まれてすぐは舌の先のほうの筋肉を作り、成長にしたがって徐々に舌の奥(舌根部)の筋肉をつくっていくのです。

ここで、見逃してはならないのが「唾液」です。ご存知のように、唾液には消化酵素が含まれています。若返りのホルモンといわれるパロチンという物質も含んでいます。唾液は健康のための調味料のようなものです。このような唾液を必要なだけ出すためには、「きちんとしたした噛み合わせを持つ歯」と「しっかりした顎」と「筋肉のある舌」の三本柱が必要なのです。この三本柱のどれか一つでも異常があったら、必要な量の唾液の分泌は望めません。

また、唾液を飲み込むときは、自然の「飲む運動」の前後に小さく呼吸の動作が伴って、酸素の取り込みも行われています。飲む運動は、じつは体の酸素不足も補っているのです。つまり、矯正治療は、食物を噛み、酸素を取り込むという生命維持の手段そのものを矯正することに本当の目的があるのです。

ストレス社会である現代には、いろいろな不定愁訴がありますが、ストレスと胃はたいへん密接な関係にあります。たとえ胃が痛むようなストレスにさらされても、健康の調味料である唾液が十分に出ていれば乗り越えることができるかもしれません。

「歯」「顎」「舌」は、難しい言葉では口腔といいますが、口腔は消化器の一部です。胃が悪ければ胃薬をすぐ飲むのに、どうして口腔の治療はすぐにしようとしないのでしょうか。

もしかすると、あなたの体は酸素不足に陥っているかもしれないのです。もっと口腔を見直し大切にしましょう。口は内臓の入り口であり、人間関係の窓口でもあるのです。


「きっかけ」は、あなたの未来を変えることができる好機です。アールクリニックを「きっかけ」に、健康な未来にしてください。皆様のご来院を心よりお待ちしております。

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