
歯は押されることによって、ジワジワと移動することを知っていますか?
でも、歯は硬い骨にガッチリと埋まっています。
なぜ、動くことができるのでしょうか?
大きな地震があると、周りをコンクリートで固めてある電柱が傾いたり、倒れたりすることがあります。
このときコンクリートは崩れてボロボロになってしまいます。
でも、歯が動くとき、周りの骨は崩れたりしません。
これには、歯根膜(しこんまく)が大きな役割を果たしています。
歯に一定の力が加わって、骨を押し続けると、骨はジワジワと減ります。
減ると、隙間ができ、押された歯がそこへ移動します。
移動した方向の反対側にできた隙間には、新しい骨がつくられます。
こうして、歯は周りの組織を崩すことなく移動することができるのです。
骨を減らす仕事は破骨細胞(はこつさいぼう)、増やす仕事は骨芽細胞(こつがさいぼう)が担当です。
どちらも歯根膜のなかにいてふだんは休んでいますが、歯に力が加わると活発に働きはじめます。
ところで、歯は口のなかで規則正しくU字型に並んでいますが、なぜか知っていますか?
歯はいつも、外側から「くちびる」と「ほお」に押され、内側からは「舌」に押されています。
この2つの力がちょうどつり合う居心地のいい場所に歯は動き、整列しているのです。
「きっかけ」は、あなたの未来を変えることができる好機です。アールクリニックを「きっかけ」に、健康な未来にしてください。皆様のご来院お待ちしております。