舌の悪い癖は健康を阻害する

舌にクセ(舌癖)があることを気にしたことがありますか?

舌がきちんと正しい役割を果たせば、様々な効果が期待できるのですが、反対に正しくなければ、色々な弊害をもたらします。

普段、食事や話をしていないとき、口が活動をしていないときに、舌がしっかりと適切な位置におさまらず、舌の先端が上下の前歯を押していたり、舌先が口元から覗いていたりしていると、舌癖があると考えていいでしょう。

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舌癖と歯並びにも深く関連性があります。

常に舌を歯と歯の間に押しつけている状態が続くことで、上下の前歯の間に隙間が出来てしまったり、口元がしっかりと閉じていないために、前歯が出っ歯になってしまったりするなどの影響が出やすいのです。

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また、舌が適切な位置に落ち着いていないと、舌小帯異常の場合と同様に、サ行・タ行・ラ行などの発音がしにくくなる構音障害の原因にもなります。

舌を出している習慣がついてしまうと、いつも口を開けている状態が普通になってしまい、見た目もあまりよろしいとは言えません。

特にこうした表情をしている子どもが近年多くなっていると聞きます。

ゲームなどに夢中になりすぎていませんか?

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ずっと口を開けているのは、見た目がよくないばかりではありません。

人は呼吸をするときに鼻か口のどちらかで行いますが、鼻の穴よりも口の穴のほうが大きいので、口が閉じていないと、つい楽な口呼吸をしてしまいやすくなります。

しかし、もともと人間は鼻で呼吸をするような仕組みになっているので、口呼吸が習慣化すると、様々な弊害があります。

鼻呼吸であれば、吸い込んだ空気は鼻毛や鼻腔粘膜によって、細菌やほこりなどの異物を取り除いてくれる浄化作用が働くのですが、口やのどにはそのような働きはありません。

また鼻から吸い込まれた空気は暖められて適度に湿度も与えられて体内に送り込まれて、肺の中で効率よくガス交換(血液の中に酸素が吸収され、血液の中から二酸化炭素が出ていくこと)をされますが、口呼吸で入った空気は浄化されず、細菌が直接肺のなかまで入り込んでしまうこともあります。

そのために風邪を引きやすくなったり、免疫力の低下から喘息やアトピー性皮膚炎、花粉症などにもなりやすくなると言われています。

また口は鼻よりも開口部が大きいので、口で呼吸をすると、大きく息をしなくてもたくさんの空気が吸い込め、比較的浅い呼吸になり、胸で息をする胸式呼吸になってしまいます。

胸式呼吸は交感神経を刺激すると言われ、精神的な興奮を起こしやすいと言われています。

腹式呼吸では、深く息をすることができ、横隔膜が広がって、内臓の動きや血液の循環がよくなり、自律神経のバランスを整える働きもします。

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このようなことからも、口呼吸ではなく鼻呼吸を習慣づけることが大事と言えます。

そのためには舌に変なクセがなく、正しい位置にあることが必要となってきます。


「きっかけ」は、あなたの未来を変えることができる好機です。アールクリニックを「きっかけ」に、健康な未来にしてください。皆様のご来院お待ちしております。

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