歯磨きで健康ライフを!

口は、私たちが体に栄養を取り入れるための大切な入口です。食べ物を安全に、そして消化吸収しやすいようにして取り込むために、毎日大活躍しています。

ただ、口は体の外側に向かって開かれているので、細菌やカビ、ウイルスなどの微生物が体に入ってくるときの入り口でもあります。例えば、インフルエンザウイルスは、外界からやってきて、口などを通って細胞に侵入し、私たちを苦しめます。

また、日頃はなかなか意識することはありませんが、私たちの口の中には、様々な細菌やカビ、ウイルスがすでに棲みついています。とくに、多くの細菌やカビは、私たちが幼い頃から口の中に入り込み、食べかすなどから栄養を摂って暮らしているのです。

常在菌(主に人の体に存在する微生物のうち、多くの人に共通してみられ、病原性を示さないものを指す)は、なにごともなければ私たちと平和的に共存しますが、口の中に栄養がタップリあり、私たちの免疫力が低下してしまうと、体に害を与える悪玉菌の仲間がどんどん繁殖し、本来守られていた善玉菌と悪玉菌のよいバランスが崩れてしまいます。

そうなると、口の中で食べ物の残りカスが歯の表面につき細菌が繁殖したプラークやバイオフィルムは、まるで悪玉菌の培養工場と化してしまいます。そして、ついには歯の病気(虫歯や歯周病)だけではなくなってしまいます。例えば、悪玉菌が肺に入ると肺炎になりやすいなど、健康を損ねるリスクが高まってしまうのです。

科学技術が発達するにつれて、様々な微生物の研究が進み、これまで詳しく知られていなかった様々なことが明らかになってきました。私たちの健康を損ない、命すら危険にさらす病気の多くが、微生物による感染に関係あることがわかっています。また、例えば、感染症である歯周病と生活習慣病である糖尿病が相互に病状を悪化させてしまうように、多くの病気が感染症と生活習慣の二重のリスクによって発症し、進行しやすいこともわかってきました。

逆にいえば、清潔を保ち、プロバイオティクス(体の中にいる悪玉菌とのバランスを整え、健康を維持してくれる善玉菌)やワクチンを使い、そして生活習慣を改めることで、その多くは予防できるはずなのです。

歯磨きは、虫歯と歯周病の予防のためだけにあるのではありません。全身の健康のため、口の中を清潔に保ちましょう。そして、3ヶ月程度ごとに歯科医院でクリーニングを受けるとよいでしょう。自分だけでは取り切れないバイオフィルムをしっかりと除去し、ブラッシング指導も受け、口の中の善玉菌と悪玉菌のバランスを維持して、健やかに過ごしていきましょう。


「きっかけ」は、あなたの未来を変えることができる好機です。アールクリニックを「きっかけ」に、健康な未来にしてください。皆様のご来院お待ちしております。

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