早期に気づいて酸蝕症を止める!

「酸蝕症」という歯の病気をご存知ですか?酸蝕症とは、酸性度の強い食べ物や飲み物、また逆流した胃酸に日常的にさらされることによって、歯が病的に溶けて傷んでしまう症状をいいます。体にいいからという理由で続けている習慣によって、ひょっとすると歯を傷めているかもしれません!生活のなかに潜んでいる酸蝕症のリスクをぜひ知りましょう!

酸蝕症といえば、以前は特定の職種の職業病でした。現代の酸蝕症は、全世代にみられる第三の歯科疾患としてクローズアップされています。

なかでも気になるのが、健康意識の高いかたの酸蝕症です。いま国内では、健康のために酢や柑橘類を積極的にとるかたが増えています。すっぱいものを積極的にとる健康法は、習慣的に続けてこそよい結果が出ます。酸蝕症は、歯が酸に繰り返し過剰に触れることによって起きるので、健康意識が高い真面目なかたほど酸蝕症になりやすいという皮肉な現実があるのです。

典型的なのは、酸の原液を飲んでいるかたです。一度に飲むとむせるので、チビチビと唾液で薄めながら飲みます。そのたび酸が歯に繰り返し触れ、ダメージが広がりやすいのです。同様に、レモンをチビチビかじったり、輪切りのレモンを時間をかけてしゃぶるといった行為も非常にリスクがあります。

もしも、こうした健康法をどうしても続ける必要があるのでしたら、カプセル入りの酢に代えたり、飲みやすく薄めて歯になるべく触れないようにストローで飲んだり、飲んだ後に水を一口飲むなど、なにか歯をいたわる方法をとる必要があります。

では他にも、いまどきの生活習慣において酸蝕症のリスクになる例をみてみましょう。

ジョギング・筋トレのお伴はスポーツ&ビタミン飲料

スポーツ中は唾液が乾いて自浄作用が効かず、酸蝕症のリスクが増大します。お茶や水にしましょう。スポーツ飲料がどうしても必要なら、飲んだあとに一口水を飲みましょう。筋トレ中のビタミン飲料は、食いしばり時の咬耗のリスクになるので注意してください。

赤ちゃんがぐずったら哺乳瓶でジュース

赤ちゃんの歯はやわらかく、酸にデリケートです。哺乳瓶でふだんからジュースを飲ませていると、前歯の裏に酸が集中的に触れ、酸蝕症の原因になります。発熱時にイオン飲料を与えるときは、飲ませたあとにガーゼなどで前歯の裏側をぬぐってあげましょう。

チューハイ、梅酒、ワインなど毎晩チビチビと

果汁たっぷりのチューハイ、ワインなど、酸味の強いお酒が人気です。時間をかけてチビチビ飲むほうが体にはよいでしょうが、歯が酸に長く触れることになり、酸蝕症のリスクになります。また、酸性のお酒を口に残したまま寝てしまう寝酒にも注意してください。

もし、思い当たる習慣があったり、酸蝕症になっていないかなどご心配なかたは、ぜひ歯科医院で診察と問診を受け、歯の健康と生活習慣をチェックしてもらいましょう。


「きっかけ」は、あなたの未来を変えることができる好機です。アールクリニックを「きっかけ」に、健康な未来にしてください。皆様のご来院お待ちしております。

関連記事

  1. 歯の隙間ってこんなに狭いんだからプラークも溜まらないよね?

  2. 予防で治療を長持ちさせましょう!

  3. 知っておきたい「歯にガタがくる年齢」

  4. 歯を失ってしまったら!?-入れ歯篇

  5. その歯みがき剤、本当に自分に合っていますか?

  6. 今からはじめても遅くないですよ!