口腔がんってどんながん?

メディア報道をきっかけに、広く知られるようになった「口腔がん」。なかなか治らない口内炎が不安になって歯科を受診される方がいれば、「がんになるなんてめったにないよね」と他人事と思っている方もいることでしょう。注目を集めた口腔がんとは、いったいどのようながんなのでしょうか。

お口の中にできるがんです。

 「口腔がん」はお口の中にできるがんの総称です。舌、歯茎、口腔底、頬の粘膜、口蓋、あごの骨、唇など、歯以外のどこでも発生する可能性がありますが、中でも多いのは舌にできるがんで、約6割を占めています。

 年代・性別としては、60代以上の高齢者や男性に発症しやすい傾向があるものの、近頃では女性や若者の患者さんも増えてきているようです。
 口腔がんは、初期は痛みはありません。痛みがないというのが厄介で、これが早期発見を難しくしています。また、たとえ痛みが出るほど進行していたとしても、患者さんがそれをがんとは認識せず、放置して重症化するケースもあるのです。
 進行した口腔がんでは、患部を大幅に切除し、組織を体の他の場所から移植する必要があります。その後も化学放射線療法や、お口の機能のリハビリが欠かせません。しかし、早期発見できれば切除範囲はわずかですむため、発音や発声に障害は残らずにすむことが多く、再発も少ないのです。

ステージⅣでの来院が多い!

 がんは、その病変の大きさや深さと、転移の有無によってⅠ~Ⅳのステージで分けられます。ステージⅠなら大きさ2cm以下・深さ5mm以下。ステージⅣなら4cmより大きいか10mmより深く、隣接器官への波及やリンパ節転移があります。
 口腔がんは長期間放置して重症化してしまうケースがあるといいましたが、2016年の国内158施設が協力した調査によると、口腔がんの患者さん2505例のうち、進行したステージⅣの状態で来院される方が35.8%を占めるというのです。つまり患者さん3人に1人がステージⅣになってはじめて病院に来ているのです。

定期検査で早期発見を。

 一般的にがんの原因は、食事、生活習慣(お酒とタバコ)、ウイルスだといわれていますが、口腔がんではさらにお口の粘膜への慢性的な刺激が原因となります。刺激が繰り返されるうち、あるとき粘膜の細胞に異常が起き、口内炎から前がん病変、そして口腔がんになるのです。
 口腔がんの早期発見には、セルフチェックに加えて、半年に1回は歯科で舌やお口の粘膜も診てもらいましょう。また、発症することがないように、リスクとなるお口の要因を取り除くことも大事です。


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