歯科には健やかな老後を支える役目もあります。

みなさん、こんにちは。飲み込む機能の維持とお口のなかの清潔は「健やかな老後」の鍵だということをご存知でしょうか。若々しくお元気に歯科医院に通われている患者さんにとっては、まだまだ先の話なのかもしれませんね。

現在の日本は、みなさんご存知の通り、世界のなかでも指折りの長寿の国です。ただ一方で、晩年を寝たきりで過ごす方も少なくないのが実状です。そのため、長い老後をいかに元気に過ごすか、充実したものにするかは、多くの方にとって切実な関心事となっています。

そんななか、大きな課題として取り上げたいのが「誤嚥性肺炎」の予防です。誤嚥性肺炎は、飲み込む機能の低下(嚥下機能障害)が原因で、唾液や食べ物、あるいは胃液などと一緒に細菌を気道に誤って吸引することによって発症する病気です。高齢者や神経疾患などで寝たきりの患者さんでは、口腔内の清潔が十分に保たれていないこともあり、口腔内で肺炎の原因となる細菌がより多く増殖してしまいます。また、高齢者や寝たきりの患者さんでは咳反射が弱くなり嚥下機能が低下します。その結果、口腔内の細菌が気管から肺へと吸引され、肺炎を発症するというメカニズムです。

すでに医学用語の範疇を超えて、広く知られ、「むせやすくなってきた」という飲み込み機能の低下の兆候をいちはやくキャッチし、その進行を遅らせて、なるべく長く維持していくことと、お口のなかの清潔を保って細菌を減らしておくことは、「長い老後を寝たきりにならずに過ごしたい」と願う多くの方にとっては「重要」かつ「必要」なことになってきました。

大切なのは、のどの筋肉。50~60代からはじまる体の筋肉の老化。飲み込むときに働く筋肉をふだんの生活で使い、体の筋肉も今の柔軟性をなるべく長く保っていきましょう。それと何より、お口のなかの清潔維持です。細菌を気道へ流出させないためにも細菌を増やすのではなく減らしていくのです。そして、これらをサポートできるは歯科医院です。忘れてはいけないのが、歯科医院はお口のエキスパートだということです。ただ虫歯を治療するだけではありません。歯科衛生士によるプロならではのクリーニングやブラッシングの指導、生活習慣の改善指導でお口のなかを清潔に維持する道を開いてくれます。飲み込む機能についてもエクササイズや生活習慣の改善なども指導でき、患者さんを一生サポートできる取り組みがあるのです。

歯科には健やかな老後を支える役目があります。今では訪問歯科診療に携わる歯科医院が増えてきました。当院は訪問診療に対応はしておりませんが、もしも将来通院がむずかしくなって困ったときには、相談してください。当院がご協力できることや他の医療機関のご紹介など、お力になれるよう努めさせていただきます。


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