歯は「唾液」の海で生きている

生物が生まれたころの太古の海は、ミネラル(カルシウムなど)がたくさん溶け込んでいて、簡単に結晶ができる状態だったと想像されています。

そんな環境で生物が生きていくには、結晶になったミネラルで体の周りが固まらないようにコントロールする仕組みが、まず必要だったようです。

そして、この仕組みを発展させるかたちで、体の特定部分にだけミネラルを沈着させる仕組みができ、初めて骨や殻のある生物が生まれたと考えられています。

唾液には、たっぷりとミネラルが溶け込んでおり、だ液と歯の表面との間では、このはるか5億年前の海中と似た光景が、今も繰り返されているのです。

歯の表面は唾液に浸されている表現をしましたが、この唾液に浸った部分では、歯が歯石のような殻で覆われてしまわないように、タンパク質が働き、いつでもミネラルを結晶化できる状態を維持しています。

つまり本来は、ミネラルが奪われ、歯が崩れても、再度別の結晶ができ、穴があいたりはしないはずなのです。

ここで、ミネラルが奪われることを「脱灰」、再び結晶化することを「再石灰化」といいます。

虫歯という病気は、この二つの働きがバランスを崩し、歯の表面がプラークによる酸に溶かされ続ける病気です。

一方的に脱灰が続き、歯に穴があいてしまうのです。

逆にいえば、このバランスを取り戻せば、虫歯の進行は止まるということです。


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