細菌だらけのなかに立つ、新陳代謝のない組織

体の組織は、わずかな例外を除いては、古いものが新しいものに次々と入れ替わる「新陳代謝」を繰り返しています。

新しい細胞が定期的に古くなった細胞ととって替わらなければ、体は古くなった機械のようにすり減ったり、汚れて動かなくなってしまうのです。

歯の表面をつくるエナメル質は、まさにこの例外で、新陳代謝のない死んだ組織です。

この歯は骨のなかから微生物であふれたお口のなかに、粘膜(歯槽粘膜=歯茎)を貫通して生えており、放っておくと微生物が頑固な汚れのようになってこびりついてきます。

この汚れに見えるものはバイオフィルムとよばれる微生物の構造体で、一般にプラークとよばれます。

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人間には、数十種類の真菌(カビ)および約700種類の細菌など、多くの微生物がすみついています。

考えてみるととても不潔な状態のようですが、これは異常な状態でもなんでもなく、むしろ健康を保つうえで必要な存在といえます。

同じように、お口のなかにいる正常な細菌の群れも、健康を保つためには必要なのですが、のり状の頑固な構造をそなえて歯にこびりついたバイオフィルムは、その限りではありません。

虫歯は、ある種の細菌の群れが歯の表面につくるバイオフィルムによって引き起こされるのです。

また歯と歯茎のすき間に特殊な細菌群がつくるバイオフィルムは、歯茎の炎症を起こします。

つまり、虫歯も歯周病も、このバイオフィルムがこびりつくことで起こる感染症なのです。

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