「良い歯」づくりはいつから始めるか?

「良い歯」づくりは、お腹の中の赤ちゃんの頃から始まります。

妊娠中に、お腹の赤ちゃんの歯のことまで意識がいくお母さん、お父さんはまずいないかと思います。しかし、もう「良い歯」づくりは始まっています。当然歯を支える顎の成長も始まっています。歯の小さな小さな芽(歯胚)が胎内の赤ちゃんの顎で成長し始めているのです。

乳歯の歯胚は胎生7~10週までには始まり、胎生4~6ヵ月には石灰化と呼ばれる歯の固い部分の形成が始まります。

驚くことに、永久歯の中切歯や側切歯、六歳臼歯、そして犬歯の歯胚までもが、お腹の中で形成され始めています。生まれる前から「良い歯」づくりはスタートしているのです。

妊娠期の「良い歯」づくりには、お母さんの栄養摂取がとても大切です。歯や顎の骨がつくられ始める妊娠期には、カルシウムやその他のミネラルを十分に摂る必要があります。カルシウムなら1日0.3g必要です。これは母体が必要とする栄養とは別ですから、お母さんは二人分摂る必要があります。毎日、煮干し、桜エビ、ゴマ、海藻、緑黄色野菜を多く摂るようにしましょう。

胎生期には多量のビタミン、特にビタミンD、C、Aなども必要です。通常の2倍を目標に、天日干ししいたけ、緑黄色野菜を毎日摂るように心がけましょう。タンパク質や脂肪の摂取量は、通常より10g多い程度で十分です。

砂糖は可能な限り控えましょう。砂糖の摂取で明らかに歯や骨が弱くなります。食品に含まれる化学物質も、できるだけ避けるように注意しましょう。

さて、小さな顎の中で歯はどのようにつくられるのでしょうか?小さな歯の芽がだんだんと相似形に大きくなるのでしょうか?いいえ、そうではありません。歯は、頭から根の方向に向けて細胞が歯を形づくっていきます。ですから、歯がつくられている間に大病をすると、歯に横縞の痕が年輪のように残るといわれています。編み物でいえば、何段分かの編み目が狂ってしまうようなものですね。歯の材料は、カルシウムだけではありません。各種ビタミンや上質なコラーゲン(タンパク質)も必要です。

このように、編み物にも似た歯の形成が、お母さんのお腹の中で、すでに始まっています。どうかお母さん、編み目がきれいにそろった丈夫な歯になるように注意してください。


「きっかけ」は、あなたの未来を変えることができる好機です。アールクリニックを「きっかけ」に、健康な未来にしてください。皆様のご来院お待ちしております。

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