インプラントの磨き方は?

 インプラントが使えなくなる原因の筆頭に挙げられるのが「インプラント周囲炎」です。歯周病菌に感染して起こるもので、歯肉に炎症を起こし骨を溶かすので、最後にはインプラントを抜くことになります。
 インプラントの周りの食べかすや歯垢が感染の原因になりますから、毎日の歯磨きがとても大切なんです。

歯科医師や歯科衛生士が考える歯磨きは

 インプラントを長持ちさせるためには正しいブラッシングを行い、常に細菌数を少ない状態に保って、インプラント周囲炎が起こらないようにしなくてはなりません。
 とはいっても、天然の歯も磨かなければ歯周炎が起きて歯が抜ける原因となりますので、インプラント治療をしたから余計な面倒がかかるというわけではありません。
 歯磨きをする目的として「口臭などで周りの方に迷惑をかけないように」といったエチケットを主眼においてされている方も多いかと思います。
 ところが、歯科医師や歯科衛生士が考える歯磨きは、物理的に汚れを除去し、細菌の繁殖しにくい環境にするためのものなのです。「1回の歯磨きを最低何分しましょう」といった標語もありますが、歯磨きの時間は短いよりは長いほうがよいとしても、時間だけでその効果が現れるわけではありません。相応の歯磨きテクニックを教わってください。

インプラント周囲炎とならないためには

 インプラントがインプラント周囲炎とならないためには、その生え際の磨き方が最も大事です。極端な言い方をすれば、上部構造のほとんどはセラミックや金属でできていて、しかも炎症を起こす場所である歯肉とも接していませんので、ブラッシングする必要性は生え際よりもずっと低いのです。
 歯磨きというと「歯」そのもの、すなわち歯の白い部分全体を磨くものだという意識があるのかもしれません。
 インプラントの1本1本の生え際は、断面が円形になっています。断面が円ですから、円周全体を磨き上げるためにはすべての方向から磨く必要があります。

歯ブラシ以外の清掃器具というのは

 そのほとんどは、一般的な歯ブラシで磨くことができますが、インプラントの埋入状況によっては、歯ブラシ以外の清掃器具を使う必要があります。
 歯ブラシ以外の清掃器具には次のようなものがあります。

①歯間ブラシ
②デンタルフロス
③電動歯ブラシ
④タフトブラシ

 どれも強く磨きすぎると歯肉を傷つけることがあります。使用上のポイントは、歯肉に接触している部分の細菌を除去することです。とても難しいのですが、歯肉には傷つけないように、かつキレイに磨く必要があります。

電動歯ブラシが有効なのは

 インプラントの生え際は天然の歯と比べるとずっと細くなっています。そのため、上部構造との直径の差が大きく、一般的な歯ブラシでは届かいない部分もあることが多いです。そのような場合には電動歯ブラシが効果的ではないでしょうか。
 電動歯ブラシも、各メーカーが各種製品を発売していますが、インプラントのように届きにくい場所がある場合は、音波歯ブラシが有効だと思います。音波歯ブラシはブラシの毛先が届いていない場所でも、音波の力でプラーク(細菌のかたまり)を除去できるものです。
 もちろん万能の器械ではないですし、音波が効果を発揮する距離も限られていますので、やはり歯間ブラシやデンタルフロスとの併用が必要となります。

歯間ブラシ・デンタルフロスの使い方は

 どちらも使用方法を間違えると、必要以上に当ててしまい、歯肉を傷つけることがあります。担当の衛生士に正確な方法を教わってください。


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