老化によって歯茎が衰えるときのインプラントは?

歯肉が退縮して起こる問題は?

歯肉は、天然の歯と同様、長い年月の間に退縮していくといわれています。歯肉が退縮していくときは、歯肉の下にある骨も吸収されていきます。残念ながらメンテナンスを慎重に行い、インプラント周囲炎を防ぐことができていても若干の退縮は必ず起こります。歯肉が退縮して起こる問題で代表的なものは、以下のものが考えられます。

  1. 見た目の変化。
  2. 食べ物がはさまりやすくなる。
  3. 発音に問題が生じる。
  4. メンテナンスがしづらくなる。

歯肉の退縮による見た目の変化に対応する方法は?

インプラントの上部構造で一番大事なのはご飯を食べるという機能が果たせているかどうかです。外見のわずかな変化のためにすべてをつくり直すことはおすすめいたしません。しかしながら、前歯部で見た目が著しく悪くなってしまった場合は、上部構造だけでも再製作できるかどうかを担当医に伺ってください。費用は患者さんの負担になってしまいますが、再製作するリスクとメリットを十分説明していただいたうえで考えてみてください。歯肉の退縮による見た目の変化に対応できるように、白色のジルコニアアバットメントも使われています。銀色のアバットメントでは歯肉が退縮した部分に露出すると目立つので、白色にすることで露出した部分を目立たせないというわけです。

外科的な処置が必要なことも?

インプラントの生え際の露出が進み、インプラントの歯根部分(フィクスチャー)が見えてしまっていたら、外科的な処置が必要なことがあります。歯肉の移植や骨の移植をすることで露出がカバーできることもあります。歯肉が退縮することで、メンテナンスが難しくなることもあります。単純に歯ブラシをより深い部分に入れなくてはいけなくなりますので、それまでと同じ方法では磨き残す可能性があります。定期検診で退縮した部分が見つかった場合は、その場所に適したブラッシング法を教わる必要があります。

歯茎(歯肉)が衰えるスピードは?

インプラントの部分だけが他の天然歯と比べて極端に衰えていく可能性は低いでしょう。天然の歯において、歯肉が衰えたために機能的な問題が出ることは稀ですから、インプラント周囲の歯肉も同じようなスピードで退縮していくものと考えられます。ゆっくりとした変化には多くの患者さんが気づかない場合が多く、体や口のなかの感覚が順応していくために問題も起きにくいと思われます。もし、インプラント周囲の歯肉に急激な変化が起こってきたならば、老化によるものよりもインプラント周囲炎等の病的なものを疑うべきでしょう。その場合は、定期検診の時期を待たずに早めに担当医に相談していただく必要があります。

老化に対する問題点は?

単なる老化によって歯肉が衰えることよりも、体力が落ちたためにインプラントに問題が生じることは多いと思います。患者さんが事故や病気で寝たきりになってしまった場合などは、自分による歯磨き(プラークコントロール)が困難になるためインプラント周囲炎を起こすことがあります。もし、家族でインプラントを使用しているのに寝たきりになってしまった患者さんがおられるならば、ぜひとも介護士等と協力して口のなかの衛生状態を良好に保つ努力が必要です。


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