インプラント治療後のメンテナンスってなに?

Answer Point
  • 口のなかは、細菌が繁殖するにはピッタリの条件が揃っているため、天然の歯と同じようにインプラントでもメンテナンスが必要です。
  • インプラントに悪い影響を与える因子としては、細菌による影響だけでなく、歯ぎしりや噛んだ力による影響もあります。

口のなかの細菌が繁殖する

天然の歯と同じようにインプラントにもメンテナンスが必要です。その理由は、口のなかは細菌が繁殖するにはピッタリの条件が揃っているからです。

次の4つの条件から、口のなかを想像してみてください。

  1. 温かい(体温36度といえば、気温にすると真夏の最高気温と同じです)。
  2. 湿っている(だ液です。水分があると細菌はどんどん繁殖します)。
  3. 栄養が常に供給される(3食+間食どれもが、細菌の栄養となるのです)。
  4. 暗い(口のなかは洞窟のように暗いです。直射日光のないジメジメした場所です)。

口のなかで細菌が繁殖したときは

真夏のように暑くて、しょっちゅう食べ物が供給されて、暗くてジメジメした場所ですから、常に細菌は増殖し続けます。

指を切ってしまったり、膝をすりむいたときは、ばい菌をそのままにして繁殖させてしまうと、傷口は腫れたり、痛くなったりして治らなくなってしまいます。

口のなかでばい菌(=細菌)が繁殖した場合はどうなるのでしょう。天然の歯とインプラントで同じように起こることは歯肉の炎症です。天然の歯では起こる炎症を歯周炎、病名としては歯周病といいますが、インプラントの場合の炎症は「インプラント周囲炎」と呼んでいます。炎症が起きても初期のうちは患者さんは何も感じませんが、放置することでインプラントの周囲でジワジワと悪化していくことになります。

痛みがなく、知らぬ間に進行していく炎症(=インプラント周囲炎)を阻止するためには、次の2つが重要となります。

  1. 細菌が繁殖しにくい環境を維持する。日々のブラッシングにあたります。
  2. 定期的に専門家に炎症をチェック、コントロールしてもらう。歯科医院での検診とクリーニングにあたります。

歯ぎしりや噛んだ力による影響も大きい

インプラントに悪い影響を与える因子としては、細菌による影響だけでなく、歯ぎしりや噛んだ力による影響もあります。天然の歯でも歯ぎしりをする患者さんは全く虫歯のない歯が睡眠中に割れてしまったり、銀歯(クラウン)が土台ごと外れてしまったりすることが頻繁に起こります。

インプラントは、食事をするには十分以上の強度を備えていますが、睡眠中、患者さん自身が力のコントロールができない状況では、インプラントを急激に痛めてしまうことがあります。

しかしながら、多くの患者さんは歯ぎしりをしてることを自覚していません。そのため、歯ぎしりがある患者さんについては、特に定期的なチェックが必要です。

また、歯ぎしりをする患者さんは、睡眠中の力のコントロールのためにナイトガードというマウスピースを毎晩着用していただくこともあります。

チッピングした歯を放置しない

チッピングといって、最終的な被せた歯の一部が欠けてくることもあります。

チッピングした歯を放置すると食べ物が挟まったままになる危険性があるために、やはり定期的なチェックを行なって補修しなくてはいけません。


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