
「におい」には「匂い」と「臭い」の二通りの書き方があります。
「匂い」はにおいのなかでも好ましいものに使われます。
「臭い」は不快なにおいに使われます。
では、口臭とはどのような意味を持つのでしょうか?
わかりますよね。
口臭とは、お口の嫌なにおいのことを意味します。
においというのは、私たち人間も含めて動物の社会では、お互いの識別や性的な行動に大きな役割を果たすといいます。
だから、においに対してとても敏感になります。
口臭に悩んで診察に訪れる人の多くは、心因性の口臭に悩む人です。
口臭に悩むことは、むしろ当たり前といっていいでしょう。
さて、お口の臭いの主な原因はお口のなかの細菌がつくる硫黄化合物です。
よく、胃が悪いと口がくさいなどいいますが、食物そのもののにおいを別にすると、臭いの原因はお口のなかの細菌です。
ですから、口臭は歯や舌を清掃することによって十分改善することが可能です。
ただ歯茎に深い歯周ポケットがある場合には、ブラッシングを十分にするだけでは細菌を除去できず、口臭は改善しません。
虫歯の穴がある人も同様です。
クラウンなどをつけている場合、外見上は問題なく見えても、内部が腐敗していることがあります。
また入れ歯には、カンディダ(酵母)が繁殖しやすく、独特のにおいがします。
さらに高齢者には、これら入れ歯や歯周ポケットの問題ばかりでなく、常用している薬のために唾液が出にくかったり、十分に清掃できないほどの原因で口臭をもつ人が少なくありません。
お口や入れ歯の清掃によって口臭が改善されると、居室の臭いがなくなり、介護もしやすくなるなど、予想以上の効用があります。
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